楽天モバイルのデメリットを知りながら使い続けている3つの理由

節約・固定費

楽天モバイルのデメリットを調べていると、「電波が弱い」「地下でつながらない」という口コミが目につきます。乗り換えを検討しているのに、不安が積み重なって踏み切れない。そんな方に向けて、4年半楽天モバイルを使い続けている現役ユーザーが正直に書きます。

正直に言います。楽天モバイルにはデメリットがあります。それでも私が楽天モバイルを使い続けているのは、無制限でも月3,278円で使えるコスパの良さが、デメリットを大きく上回っているからです。「楽天モバイル デメリット」を調べながらも使い続けるか悩んでいる方に、現役ユーザーの本音をお届けします。

ソフトバンクから乗り換えて4年半が経ちました。不便を感じた場面も正直に書きます。その上で、それでも解約しない理由を3つにまとめました。乗り換えを検討している方の判断材料にしてください。

楽天モバイルの正直なデメリット3つ

楽天モバイルデメリット使い続けるのイメージ

まず、使い続けながら実感したデメリットを正直に書きます。「思ったほど気にならなかった」「これは本当につらい」を含めてフラットに整理しました。

デメリット1:地下・屋内で電波が弱い(プラチナバンド整備途上が原因)

楽天モバイルの最大のデメリットは、地下や屋内での電波の弱さです。地下鉄のホーム、地下街、商業施設の地下フロアで圏外になる場面があります。電車の移動中に地下区間で圏外になる、コンビニの地下で決済アプリが開かないという経験を何度かしてきました。

この弱さの原因は、プラチナバンド(700MHz帯)の整備がまだ途上であることです。プラチナバンドは壁や障害物を貫通しやすく、屋内・地下でもつながりやすい周波数帯で、大手3キャリアは以前から保有しています。楽天モバイルは2023年10月に総務省から割り当てを受け、2024年6月に商用サービスを開始しましたが、開始から約2年が経過した現在も整備は拡大中で、まだ大手キャリアと同水準には達していません。

ただ、改善スピードは速くなっており、1年前と比べると地下鉄のホームでもつながる場面が確実に増えています。楽天は2026年後半に衛星通信サービスの本格展開も予定しているとされ(時期は前後する可能性があります)、現時点の電波状況だけで評価するより、改善の方向性と速度を合わせて見ることが大切です。都市部の地上では問題なく使えており、私の場合は日常生活への影響は思ったより小さいというのが正直な感想です。

地下での電波が気になる場合は、Wi-Fiとの併用が現実的な対処法です。商業施設や駅構内にはフリーWi-Fiが増えており、自動接続設定にしておけば意識せずに切り替えできます。

デメリット2:通話はRakuten Linkアプリ経由が基本

楽天モバイルで通話を無料にするには、Rakuten Linkというアプリを使う必要があります。標準の電話アプリから発信すると、30秒22円の通話料が発生します。

Rakuten Linkの通話品質は十分実用的ですが、発信のたびにアプリを開く手間があります。また、フリーダイヤル(0120・0800番号)や一部の特番には、Rakuten Link経由でかけられない制限があります。その場合は標準電話アプリからかけることになり、通話料が発生します。

日常的に電話をかける先が限られていれば問題ありません。仕事でフリーダイヤルに頻繁にかける必要がある方には、月々の通話料が積み上がる可能性があるため注意が必要です。

Rakuten Linkの使い勝手を上げるコツは、ホーム画面の最下段(ドック)に固定することです。標準の電話アプリと同じ位置に置いておくと、発信のたびにアプリを探す手間がなくなります。着信もRakuten Linkで受けられるように設定すれば、日常の電話体験はほぼ変わりません。使い始めの1週間で習慣化できます。

デメリット3:データ使用量が少ない月は他社ミニプランより割高になる

楽天モバイルの料金は従量制で、20GB以上使うヘビーユーザーには圧倒的にコスパがいい設計です。しかし月のデータ使用量が3GB以下になると1,078円の最低料金が適用され、他社の少量データプランと比べると割高になる場合があります。

SIM データ量 月額(税込)
楽天モバイル 〜3GB 1,078円
IIJmio ギガプラン(音声SIM) 2GB 858円
日本通信SIM 合理的プラン 1GB 290円

※2026年5月時点。各社公式サイトで最新情報をご確認ください。

IIJmioの2GBプランは858円と、楽天モバイルより220円安くなります。「普段は動画やテザリングをよく使うが、出張・旅行中はホテルのWi-Fiがあるので使わない月がある」というパターンが、楽天モバイルで割高感を感じやすい典型です。

私は毎月20GBを確実に超えるため、このデメリットを実感する場面はほぼありません。ただ、月によってデータ使用量が大きく変わる方や、もともと使用量が少ない方は、自分の使用パターンで3社を比較して選ぶことをすすめます。

楽天モバイルの料金プランを整理する

mobile phone plan price comparison document

デメリットを踏まえたうえで、使い続ける理由の前提として料金プランを確認しておきます。

楽天モバイルの料金プラン「Rakuten最強プラン」は、データ使用量に応じて3段階に変わる従量制です(2026年5月時点)。

データ使用量 月額(税込)
〜3GB 1,078円
3〜20GB 2,178円
20GB〜無制限 3,278円

もともと私は毎月20GBを超えるヘビーユーザーで、無制限の月3,278円を固定費として払っていました。ただし正直に言うと、現在は楽天グループの株主優待でもらえる回線(音声+30GB/最大1年無料)をメインのデータ通信に使い、契約回線そのものは最安の〜3GB帯(月1,078円)に抑えています。通話はRakuten Linkアプリ中心で、追加の通話料はほぼゼロです。

ただし株主優待は内容の変更や終了がありえます。これを当てにした節約は前提にしていません。優待が終われば、20GBを超えて使う私の場合は無制限の3,278円に戻すのが基本線です。そのため以下でも「無制限3,278円」をベースにコスパを評価します。

他社の大容量・無制限プランと比較すると、楽天モバイルの優位性がよくわかります。

SIM データ量 月額(税込)
楽天モバイル 無制限 3,278円
ahamo 30GB 2,970円
LINEMO ベストプランV 30GB 2,970円
ワイモバイル シンプル2 M 30GB 4,015円

ahamoは30GBで2,970円と一見競争力がありますが、30GBを超えると速度制限がかかります。動画をよく見る、テザリングをよく使うなど月30GB超えが見込まれる人には、楽天モバイルの無制限が圧倒的にコスパがいいです。では、この料金体系を踏まえたうえで、なぜデメリットがあっても使い続けているのかを説明します。

それでも使い続けている3つの理由

piggy bank savings money concept

デメリットを把握したうえで、なぜ解約せずに使い続けているのかを正直に書きます。

理由1:月3,278円の無制限は、他社では代替できない

固定費削減の観点から見ると、通信費は「一度変えれば毎月自動的に節約される」最も効率的な項目です。年払いに換算すると、楽天モバイルの月3,278円は年間39,336円。これがソフトバンクを使っていたころから大幅に下がっています。

他社の無制限・大容量プランと比較しても、完全無制限で3,278円というのは現時点で楽天モバイルだけです。ahamo・LINEMOのベストプランV・ワイモバイルのシンプル2 Mはいずれも30GBで頭打ちになり、20GBを超えて無制限で使いたい私の用途には合いません。

節約額と同じくらい大切なのが、上限を気にしなくていいという点です。上限付きのプランを使っていると、「今月あと何GB残っているか」がどこかで気になります。動画を見るとき、外出先でテザリングするとき、無意識に残量を意識している。完全無制限なら、この管理コストがまるごとなくなります。固定費を削ったあとは何も考えなくていい——これが「ラクに節約する」の本質だと思っています。

毎月の通信量が多い人ほど、楽天モバイルを選ぶメリットが大きくなります。「電波が多少弱い」というデメリットを、毎月続く固定費の削減と頭のラクさが上回っています。

理由2:楽天経済圏との相性がいい

楽天モバイルを契約すると、楽天市場でのお買い物ポイントが上がります(SPU:スーパーポイントアッププログラム)。楽天カード・楽天市場・楽天モバイルを組み合わせると、ポイント倍率が積み重なります。

私は楽天ゴールドカードをメインカードとして使い、ふるさと納税も楽天市場経由で行っています。その結果、2025年の年間ポイント獲得は33,517ポイント。通算では45万ポイントを超えました。

ただし、ふるさと納税については注意が必要です。2025年10月1日の制度変更により、楽天ふるさと納税の寄付に対する楽天市場のポイント(SPU含む)の付与が対象外になりました。2025年の33,517ポイントはこの変更前の恩恵を含んでいます。現在はふるさと納税で楽天カード決済した分のカードポイントは引き続き付与されますが、SPUによる上乗せは見込めません。今後ふるさと納税を楽天でする際は、この点を踏まえて計算してください。

一方、楽天トラベルは引き続き相性がいいです。仕事柄、出張でのホテル予約を楽天トラベルで行っており、立替費用を楽天カードで決済しています。楽天トラベルで月1回5,000円以上を予約・利用すると、楽天市場でのSPUがさらに+1倍積み重なります。楽天モバイルのSPU(+4倍)は楽天市場でのお買い物に適用されるプログラムで、楽天トラベルの予約額に直接乗るわけではありませんが、楽天モバイル×楽天ゴールドカード×楽天トラベルの組み合わせで楽天市場でのポイント倍率がかさ上げされていく仕組みです。出張の多い仕事柄、毎月この恩恵が自動的に積み重なっています。

楽天モバイルの月額3,278円を「通信費だけ」で評価すると割高に見える場面もあります。しかし楽天経済圏全体でのポイント恩恵を加味すると、実質的なコストはさらに下がります。SPUの仕組みは変化することがあるため都度確認が必要ですが、楽天をよく使うユーザーにとって楽天モバイルの相性のよさは変わりません。

楽天経済圏を最大限活用するなら楽天カードが前提

SPUの恩恵はカードとモバイルの組み合わせで積み重なります。まだ持っていない場合は発行を検討してみてください。

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理由3:プラチナバンドで着実に改善されている

「電波が弱い」はデメリットとして書きましたが、1年前と今とでは状況が変わっています。2024年6月のプラチナバンド商用サービス開始後、都市部での屋内接続が少しずつ改善されているのを体感しています。

地下鉄のホームで圏外になることが減り、商業施設の建物内でもつながる場面が増えました。まだ完璧ではありませんが、「改善されていない」ではなく「改善されている途中」という状態です。

楽天は2026年後半に衛星通信サービスの本格展開も計画するなど(時期は未確定)、エリア整備への投資を続けています。現時点の電波状況だけで判断するより、改善の方向性と速度を見たうえで判断することが大切だと考えています。

楽天モバイルに向いていない人・向いている人

デメリットと使い続ける理由を整理したうえで、楽天モバイルが合う人・合わない人を客観的にまとめます。

向いていない人

  • 毎日長時間、地下鉄や地下施設を利用する
  • フリーダイヤルへの発信が多い仕事をしている
  • 電波の安定性を最優先にしたい(ドコモ・au・ソフトバンクが適切)
  • 月のデータ使用量が3GB以下(1,078円になるが、他社ミニプランの方が安い場合がある)
  • Rakuten Linkアプリを使う手間が面倒と感じる

地下鉄を日常的に使い、移動中もスマホで動画や通信を必要とする人には、現時点では不満が出る可能性が高いです。通信品質を最優先にするなら、大手3キャリアかそのサブブランド(ワイモバイル・UQモバイル)の方が安心できます。

向いている人

  • 月20GBを超えるデータヘビーユーザー
  • 楽天市場・楽天カードを日常的に使っている
  • 固定費を毎月削りたいと考えている会社員
  • 都市部・屋外が主な生活圏
  • 乗り換えキャンペーンで初期ポイントを受け取りたい

私自身は「月20GB超え × 楽天経済圏フル活用 × 固定費削減意識あり」という条件が全部当てはまります。電波のデメリットを差し引いても、コスパの高さが上回っています。

楽天モバイルを選ぶ前に確認したい3つのポイント

デメリットを承知のうえで楽天モバイルを選ぶなら、事前に知っておくだけで不便を大きく減らせる情報があります。4年半使い続けてわかった実践的なポイントを3つにまとめます。

ポイント1:エリアマップで生活圏を先に確認する

乗り換えを検討しているなら、最初にやるべきことは楽天モバイル公式のサービスエリアマップで自分の生活圏を確認することです。自宅・職場・よく使う駅・日常的に使う地下鉄路線を入力して、カバーされているかどうかをチェックします。

「主な行動範囲はカバーされている」と確認できれば、乗り換え後の後悔リスクが大幅に下がります。逆に確認せずに乗り換えて「思ったより繋がらない」となるのが、楽天モバイルの悪口コミの多くの原因です。5分で確認できるので、手続き前に必ずやってください。

エリアマップは毎月更新されており、プラチナバンドのエリア拡大に伴って半年前と状況が変わっているケースも多いです。過去に「繋がらない」と聞いたことがあっても、現在のマップで確認することが大切です。

ポイント2:乗り換えキャンペーンのタイミングを合わせる

楽天モバイルはMNP(番号ポータビリティ)乗り換え向けのキャンペーンを頻繁に実施しています。2026年5月時点では、最大14,000ポイントの還元キャンペーンが提供されており、これは実質的に4〜5ヶ月分の月額料金に相当します。

キャンペーン内容は時期によって変わるため、「乗り換えよう」と決めたタイミングで必ず公式サイトを確認してください。同じ決断でも、タイミングによって受け取れるポイントに数千円〜1万円以上の差が生じます。急ぐ理由がなければ、キャンペーン内容を確認してから手続きするのが得策です。

ポイント3:デメリットの影響が出やすい場面だけ対策する

楽天モバイルの電波が弱いデメリットは、常に体感するわけではありません。影響が出やすいのは「地下移動が多い日」「地下フロアに長時間いる日」に限られます。普段の生活で地上移動が中心であれば、デメリットを意識する場面はかなり少ないはずです。

どうしても地下での通信が必要な場面がある場合は、その日だけポケット型Wi-Fiを使う、あるいは目的地のWi-Fi環境を事前に確認しておくという対策が効果的です。楽天モバイルの弱点を「常に気になる問題」としてではなく、「たまに対処が必要な場面」として捉えると、使い続けるハードルが下がります。

まとめ:デメリットを知ったうえで選ぶのが正解

楽天モバイルのデメリットは本物です。地下・屋内の電波の弱さ、Rakuten Linkの必要性、プラチナバンドの整備途上——これらは否定できません。

それでも私が使い続けている理由は3つです。

  • 月3,278円の完全無制限は、他社に代替できない
  • 楽天経済圏との組み合わせで、実質コストがさらに下がる
  • プラチナバンドで電波が着実に改善されている

デメリットを知らずに乗り換えると「こんなはずじゃなかった」という後悔につながります。逆に、デメリットを理解したうえで選ぶなら、固定費削減の手段として非常に優秀な選択肢です。

通話品質・速度実測・具体的な乗り換え手順については、以下の記事で詳しくまとめています。

楽天モバイルの正直レビュー:乗り換えて変わったこと・変わらなかったこと

乗り換えを検討しているなら、今のキャンペーン内容を確認してみてください

2026年5月時点でMNP乗り換えで最大14,000ポイント還元のキャンペーンが実施されています(内容は時期により変動するため最新は公式でご確認ください)。

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