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「インデックス投資を始めたいけど、何から手をつければいいかわからない」と感じている会社員の方に向けて、この記事ではインデックス投資の始め方を全手順で解説します。
私は2022年から投資を開始し、最初は優待株・高配当ETFとあれこれ試行錯誤を重ねましたが、2024年1月の新NISA開始を機にS&P500インデックス一本に絞りました。現在は楽天証券でNISA月20万円を積み立て、会社員の給与だけで総資産約1,700万円まで積み上げています。
「証券口座の選び方」から「何を積み立てるか」「NISAとiDeCoの順番」「生活防衛資金のバランス」まで、インデックス投資を始めたい会社員が最初にやることを手順ごとに解説します。この記事を読み終えたとき、「今日から何をすればいいか」が具体的に見えている状態を目指しています。
インデックス投資が会社員に向いている理由
インデックス投資が会社員に適している最大の理由は、「ほったらかし」で運用できることです。
会社員は本業が忙しく、毎日株価をチェックして売買するアクティブ投資を続けるのは現実的ではありません。インデックス投資は一度積立設定をしてしまえば、あとは自動で運用が続きます。
さらに、多くの研究データが「長期でインデックスに勝ち続けるのは非常に難しい」ことを示しています。プロのファンドマネージャーでも、10〜20年という長期でインデックスを上回れるのは少数派です。インデックスに投資し続けること自体が、「平均以上のリターンを得る戦略」になっているわけです。
会社員がインデックス投資に向いている理由を整理すると以下のとおりです。
- 時間がかからない:積立設定は月1回程度の確認で完結。本業に集中できる
- 判断コストが低い:「何を買うか」「いつ売るか」を毎回考える必要がない
- 長期で複利が効く:再投資によって利益が利益を生む仕組みが自動で働く
- 少額から始められる:100円から積立設定が可能。給与が増えたら積立額も増やせる
「そもそも投資しなくてもいいのでは」と思っている方は、インフレで現金がどれだけ目減りするかを計算したこちらの記事も参考にしてください。
Step 1|証券口座を開く
インデックス投資を始める最初のステップは証券口座を開くことです。銀行の窓口では投資信託のラインナップが限られ、手数料も高くなりがちです。ネット証券を使うのが基本です。
主要なネット証券を比較した上で選びたい方は、こちらの記事で6社の手数料・ポイント還元・使いやすさをまとめています。
私が楽天証券を選んだ理由は、楽天カードのクレカ積立でポイントが貯まることと、楽天銀行との連携でお金の管理が一か所にまとまることの2点です。楽天経済圏を使っている方にとっては相性のいい選択肢です。

まじめくん
口座開設ってどれくらい時間がかかりますか?

てぬき所長
スマホとマイナンバーカードがあれば最短翌営業日に完了します。
楽天証券の口座開設手順はこちらで解説しています。
Step 2|何を積み立てるかを決める
証券口座を開いたら、次に「何を買うか」を決めます。インデックス投資の場合、答えはシンプルです。世界または米国の株式インデックスに連動する投資信託を1本選ぶ、これだけです。
よく候補になるのは以下の3種類です。
| 商品名の例 | 対象インデックス | 特徴 |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | S&P500(米国大型株500社) | 純資産残高・実績ともにトップクラス。信託報酬は業界最低水準 |
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | MSCI ACWI(全世界約3,000社) | 日本を含む全世界に分散。「これ1本で完結」という層に人気 |
| SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | S&P500 | SBI証券メインなら選択肢になる。信託報酬が低い |
「なぜS&P500なのか」「オール・カントリーとどちらがいいのか」という疑問は、実際のポートフォリオと運用実績を公開しながら解説しているこちらの記事をどうぞ。
「高配当株とインデックスはどっちがいいの?」という疑問は、両方やってみた経験から結論を出しているこちらで。
NISAの成長投資枠で個別株を買うべきかどうか悩んでいる方は、2年間買わずに来た理由をまとめたこちらをどうぞ。
Step 3|NISAとiDeCoの順番を決める
「NISAとiDeCo、どちらを先に始めるか」は会社員にとって重要な判断です。多くの会社員にとってはNISAを先に優先するのが基本です。
- NISAは引き出しがいつでも自由。iDeCoは原則60歳まで引き出せない
- NISAの年間投資上限は360万円(2024年〜)と大きい
- iDeCoの掛金上限は職種・勤務先の企業型DC状況によって変わる
- NISAの方が制度として使いやすく、始めるハードルが低い
ただし、年収帯や企業型DCの有無によって最適解は変わります。「NISAとiDeCoどっちを先にやるか」で悩んでいるなら、こちらで詳しく解説しています。
NISA制度は毎年改正が入ることがあります。2026年時点の最新情報はこちらで確認できます。
Step 4|積立額と生活防衛資金のバランスを決める

まじめくん
毎月いくら積み立てればいいですか?

てぬき所長
先に生活防衛資金を確保してから、残りを投資に回すのが基本です。
積立額を決める前に、生活防衛資金を先に確保することが大切です。投資はいつでも含み損になるリスクがあります。生活費の6ヶ月分を現金で別に確保しておけば、急な出費が来ても投資を取り崩さずに済みます。
| 生活費(月額) | 生活防衛資金の目安(6ヶ月分) |
|---|---|
| 20万円 | 120万円 |
| 25万円 | 150万円 |
| 30万円 | 180万円 |
| 35万円 | 210万円 |
私の場合は月の生活費を約28万円として、約170万円を楽天銀行とJREバンクに分けて置いています。この現金は投資に回さず、どんな相場でも手をつけないルールにしています。
「現金をいくら残すか」の考え方と私の実際の方針はこちらで解説しています。
積立額を増やしすぎて生活が苦しくなる「NISA貧乏」に陥るリスクもあります。生活費を圧迫しない範囲での積立設定が大切です。
始めた後にやりがちな判断ミス
口座を開いて積立を始めた後、多くの人がやりがちな判断ミスがあります。「暴落時に売る」「途中で銘柄を変える」の2つです。
インデックス投資は長期保有が前提です。価格が下がったとき(含み損のとき)こそ安く買い増しているタイミングであり、そこで売ってしまうと損失が確定します。積立設定はそのまま放置して、何もしないことが正解です。
また、「もっといい商品があるんじゃないか」と銘柄を変えたくなることもあります。しかしインデックス投資は、10〜20年という長い時間軸で効果を発揮する仕組みです。短期的な比較でコロコロ変えると、ただ手数料が増えるだけになりかねません。
暴落時に「損切りすべきか」という疑問については、こちらで考え方を整理しています。
私自身も、2022年〜2023年は優待株・高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)・レバレッジETFなどを試してきました。成績が振るわず、管理の手間が見合わず、NISA口座での損益通算ができないデメリットも重なり、2024年1月の新NISA開始を機にすべてをS&P500インデックス一本に絞りました。
もう一つよくあるのが、「最近人気の〇〇ファンドに乗り換えたい」という衝動です。しかし、最近人気の商品は既に価格が上がっていることが多く、後から追いかけるほど割高なタイミングで買うことになります。インデックス投資において「乗り換え」は、ほとんどの場合デメリットの方が大きいです。
「どの投資スタイルが合うか」を試行錯誤して分かったことは、「何もしない」のが最も強い戦略だということです。積立設定を一度作ったら、あとは何もしない。これがインデックス投資の本質です。
よくある質問
Q: インデックス投資はいくらから始められますか?
100円から始めることができます。楽天証券やSBI証券では100円から投資信託の積立設定が可能です。ただし、毎月少額では複利効果が出にくいため、生活費を圧迫しない範囲で可能な限り積立額を増やすことが長期的に有利です。インデックス投資は「少額でも始める」ことより「生活防衛資金を確保した上で積立を継続する」ことの方が重要です。
Q: インデックス投資 始め方で会社員が一番最初にやることは何ですか?
証券口座を開くことです。ネット証券(楽天証券・SBI証券など)の口座開設さえ完了すれば、その後の手順は口座の中で完結します。口座開設はスマホとマイナンバーカードがあれば最短翌営業日、手数料は無料です。まず口座を開く、これが最初のアクションです。
Q: インデックス投資は途中でやめても大丈夫ですか?
積立をいつでも止めることも、売却していつでも引き出すこともできます(NISA口座の場合)。iDeCoと違い、NISAには引き出し制限がありません。ただし、売るタイミングによっては含み損のまま確定してしまうリスクがあります。「急な出費に備えて生活防衛資金を別に確保しておき、投資額には手をつけない」という設計にしておくことで、途中解約が必要になる状況を防げます。
まとめ:インデックス投資 始め方の全手順

まじめくん
結局、今日から何をすればいいですか?

てぬき所長
証券口座を開く、これだけです。あとは順番に決まっていきます。
インデックス投資を始める手順をまとめます。
- Step 1:証券口座を開く(楽天証券またはSBI証券がおすすめ)
- Step 2:何を積み立てるかを決める(S&P500インデックス投信1本が基本)
- Step 3:NISAとiDeCoの順番を決める(まずNISA優先が基本)
- Step 4:積立額を決める(生活防衛資金6ヶ月分を先に確保してから)
- 始めた後:暴落時も売らない。設定を変えない。ほったらかす
証券口座の開設はこちらから始められます。
- 楽天証券(業界最大手・楽天ポイント連携・クレカ積立対応)
- SBI証券(業界最大手・投資信託ラインナップ最多)
- 松井証券のNISA
- マネックス証券 つみたてNISA
- moomoo証券【WEB】
- DMM 株
理解をさらに深めたい方へ:おすすめ書籍4冊
始め方を理解したら、考え方をさらに深めるために読んでおきたい本を4冊紹介します。
| 書名 | おすすめポイント |
|---|---|
![]() ジャスト・キープ・バイイング |
「積み続けること」の根拠をデータで示す。会社員に刺さる一冊。私が一番読み返している本 |
![]() 普通の人が資産運用で99点をとる方法 |
インデックス投資の理論的根拠を分かりやすく解説。「なぜインデックスなのか」が腑に落ちる |
![]() 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! |
投資初心者でも読みやすい対話形式。最初の一冊として最適。活字が苦手な方にも |
![]() ほったらかし投資術 |
インデックス投資の王道バイブル。「ほったらかし」という概念を最初に教えてくれた本 |
※本記事は特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資は元本が保証されるものではなく、価格の変動により損失が生じる可能性があります。投資判断はご自身の責任においてお願いします。













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