こんにちは、てぬき最適化ラボ管理人です。この記事では、私の投資を始めたきっかけについてお話しします。
いきなりですが、私が投資を始めたきっかけは「スロットで勝ったあぶく銭があったから」です。
正直に言います。立派な理由はありません。老後の資金を計画していたわけでも、本を読んで決意したわけでもない。財布があふれていて、ノリで株を買った――それだけです。
でも、この「ノリ」がその後のお金への向き合い方を大きく変えてくれました。投資を始めたことで、自分がいかにお金の知識を持っていなかったかに気づき、そこから少しずつ学ぶようになったんです。
この記事では、私が2022年9月に投資をスタートした3つのきっかけと、その後の気づきをお話しします。「投資って気になるけど踏み出せない」という方に、何かのヒントになれば嬉しいです。
投資を始める前の自分――お金とは無縁の会社員だった

投資を始める前の自分を振り返ると、完全に「お金のことを考えないタイプ」でした。
そもそも、給料は毎月入ってくる。使う分だけ使って、残ったら銀行口座に置いておく。それで十分だと思っていました。「投資」という言葉は知っていても、なんとなく難しそうで怖そうで、自分には関係ない話だと感じていたんです。
例えば、株式投資やNISAについてのニュースを見かけても「知識がないと損しそう」「どうせ元本割れするんじゃないか」と思って、調べることすらしていませんでした。そんな私が変わるきっかけは、まったく予想外のところからやってきました。
また、「お金を増やす」という発想自体がありませんでした。増やすより「減らさないこと」を優先していて、積極的に何かに投資するという選択肢が頭の中に存在していなかったんです。今思えば、この思考パターンがかなりもったいなかったと感じています。
さらに、当時は「お金の話をすること自体が恥ずかしい」という感覚がありました。給与の話や資産の話を友人とする文化がなかったし、お金に無頓着なのが普通だと思っていた。「投資をやっている人は一部の人だけ」という思い込みが、正直なところありました。
投資を始めたきっかけは3つあった
そんな私が投資を始めたのは2022年9月のことです。投資を始めたきっかけを一言で言うと「ノリ」なのですが、もう少し分解すると3つの要素がありました。
きっかけ1:スロットで勝って「あぶく銭」があった
直接のきっかけはシンプルです。スロットで勝ちすぎて、財布からお金があふれていました。
もともとは遊びのお金です。「なくなっても仕方ない」と思っていたお金が手元に残っている状態というのは、使い道に困るんですよね。普段の生活費に混ぜてしまうと、なんとなく使い切ってしまう。かといって、貯金するほど計画性もない。
「このお金、どこかに置いておけないかな」と思ったのが、株を調べ始めたきっかけでした。結果的に、この「なくなっても困らないお金」という性質が、投資の入口として理想的な状況をつくってくれていました。
ちなみに、スロットで勝ったお金をそのまま生活費に使わなかったのは、「臨時収入はなんとなく使い道が決まっていないと消えていく」という感覚があったからです。むしろ、こういう性格だったからこそ、「どこかに置く」という発想が自然に出てきたんだと思います。
きっかけ2:「損しても惜しくない」という特別なメンタルだった
一般に、投資を始めるうえで一番のハードルは「損したくない」という心理だと思います。しかし、あのときの私には、その心理がほとんどありませんでした。
なぜなら、手元にあるのは「ゲームで勝ったお金」だからです。もともとなかったも同然のお金なので、株で損をしても「まあ、そういうこともあるか」と思えました。
この「心理的ハードルがゼロに近い状態」が、私を投資の入口に立たせてくれました。「失っても困らないお金で試してみる」というのは、投資を始めるうえで実はかなり理にかなった方法だと、あとから気づきました。
つまり、損失への恐怖が小さいほど、冷静な判断ができるわけです。逆に言えば、生活費や大切なお金を使って始めると、値動きのたびに一喜一憂してしまいます。最初の資金の性質は、投資のメンタルに直結します。
きっかけ3:「とりあえずやってみるか」という軽いノリが背中を押した
残ったのは「ノリ」です。深く考えませんでした。証券口座を開いて、なんとなく知っている企業の株を買ってみた。それだけです。
よく「投資は勉強してから始めるべき」と言われますが、私は逆でした。まず、買ってみて、そこから「これって何?」と調べ始めました。この「先に体験する」スタイルが、結果的に自分には合っていたと思います。知識がなかったからこそ、余計な恐怖心もなかったのかもしれません。
また、「勉強してから始める」を待ち続けると、永遠に始められないという側面もあります。投資の知識は体系的に学ぶより、実際に動かしながら必要に応じて覚えていく方が、頭に残りやすいと感じています。
最初に買ったのはANA株1単元――理由は「知ってる会社だから」

2022年9月、最初に購入したのはANA(全日本空輸)の株、1単元です。
選んだ理由は単純明快で、「名前を知っている会社だから」それだけです。財務諸表も見ていない。PER(株価収益率)もPBR(株価純資産倍率)も知らない。つまり、「飛行機の会社なら潰れないでしょ」という、今思えばかなり雑な判断でした。
しかし、これが転機になりました。実際に株主になってみると、「この株価って何で動くんだろう」「配当ってなに?」「決算発表って何?」という疑問が次々と出てきたんです。
お金を実際に動かしたことで、知識への入口が自然に開いた感覚がありました。「やりながら覚える」というのは、投資においても有効なアプローチだと思っています。ちなみに、ANA株はその後しくじりの一つになるのですが、それはまた別の記事で詳しく書こうと思います。
一方で、株を持つことで「経済ニュースへのアンテナ」が立つようになりました。それまでは右から左に流していた為替の話や企業の決算発表のニュースが、急に自分ごとに感じられるようになったんです。株式投資は「お金を増やすツール」であると同時に、「世の中の仕組みを学ぶきっかけ」でもあると感じています。
投資を始めて気づいたこと・変わったこと

実際に株を持つことで、それまでは気にしていなかったことが急に気になり始めました。具体的には、主に2つの大きな気づきがありました。
自分がいかにお金の知識をもっていなかったかに気づいた
まず、一番の気づきはこれです。
ANA株を買って、株価を毎日眺めるようになったとき、自分が「株式投資の基礎」すら知らないことに気づきました。配当利回り・PER・決算・板情報……普通に出てくる言葉の意味がまったく分からなかったんです。
「なんだ、知らないことだらけじゃないか」という感覚。これは少し恥ずかしかったですが、同時に「学べば分かるようになる」という前向きな気持ちにもなれました。お金の知識は学校で教わらないので、大人になって初めて気づく人が多いと思います。私もそのひとりでした。
要するに、投資を始めることは「お金の勉強を始める強制イベント」でもあります。実際に自分のお金が動いている状態だと、知識の吸収スピードが格段に上がります。「いつか勉強しよう」は一生やってきません。
なお、投資を始めると同時に読書習慣もつきました。それまで手に取ることもなかったお金や投資の本が、急に面白く読めるようになったんです。学ぶ「理由」ができると、インプットのスピードが明らかに上がります。これは投資を始めて得た、想定外の副産物でした。
投資の「怖さ」の正体が分かった
次に、始める前は「投資=怖いもの」というイメージがありました。でも、実際に株を持ってみると、怖さの正体が少し分かってきました。
投資が怖いのは、「知らないから」です。仕組みを知らない、リスクを知らない、自分なりのルールがない。だから怖い。逆に言えば、基本を学んで自分なりのルールを作れば、必要以上に怖がる必要はありません。
「ノリで始めた」からこそ、変な先入観なく飛び込めた。それが結果的にはよかったと思っています。また、この経験で「知識を得ること」が最大のリスク対策だと身をもって感じました。
投資を始める前に知っておきたい3つのこと

私の始め方はかなり行き当たりばったりでした。でも、今振り返ると、最低限この3つは知っておいたほうがよかったと感じています。
1. 生活防衛資金(3〜6ヶ月分)を先に確保する
まず、投資に使うお金は「なくなっても生活に困らないお金」であることが大前提です。生活費の3〜6ヶ月分を現金で手元に残しておき、それ以外のお金で投資するのが基本です。私があぶく銭で始めたのは、結果的にこの原則に近かったと言えます。
また、生活防衛資金がないまま投資を始めると、急な出費が発生したときに株を売らなければならない場面が出てきます。最悪のタイミングで売ることになりかねないため、まず手元の現金を確保することが重要です。
2. 積立投資・少額からスタートする
さらに、個別株は値動きが大きく、初心者にはリスクが高めです。最初は新NISA(ニーサ)を使ったインデックス投資の積立から始めると、ストレスが少なくて続けやすいです。月1,000円から積立できる証券会社もあるので、まず「お試し感覚」で始めるのがおすすめです。
インデックス投資は個別株のように銘柄選定が不要で、「毎月自動で買い続けるだけ」という運用が可能です。そのため、投資に時間をかけたくない会社員にも向いています。私自身、今はインデックスの積立をメインにしています。
3. 「元本割れ」のリスクを理解しておく
加えて、投資した金額が減る可能性(元本割れ)は必ずあります。「絶対に増える」商品は存在しません。ただし、長期・分散・積立の3原則を意識するだけで、リスクをかなり抑えられます。最初から完璧を目指さなくていいですが、この点だけは頭に入れておいてください。リスクや制度の詳細は金融庁のNISA特設サイトで正確な情報を確認するのがおすすめです。この点は、投資を始めたきっかけを考えるうえで重要なポイントです。
特に、短期での売買を繰り返すと、手数料負けや感情的な判断で損しやすくなります。「長く持ち続ける」だけで多くの問題は解決します。始めは難しく感じても、続けるうちに自然と感覚がつかめてきます。
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まとめ:投資を始めたきっかけに「立派な理由」は必要ない
私の投資を始めたきっかけは、スロットのあぶく銭でANA株を買うという、なかなかシュールな始まりでした。立派な理由も計画もなかった。しかし、その「ノリ」が自分のお金への意識を変えるきっかけになりました。
そのため、投資を始めるのに、完璧なタイミングや十分な知識は必要ありません。「少し余ったお金を動かしてみる」「なんとなく気になった株を1株買ってみる」――そのくらいの軽い一歩が、意外と大きな変化をもたらしてくれます。
つまり、大切なのは失っても困らないお金の範囲で始めること。それだけ守れれば、あとはやりながら学べばいい。最初の一歩を踏み出した自分を、あとで必ず肯定できると思いますよ。
今すぐできること:まず証券口座を開いてみる
迷っているなら、まず証券口座を開くだけでも試してみてください。口座を作るだけならお金はかかりませんし、開設してから「やっぱりやめた」も全然アリです。
結局、なんとなく始めた投資が、お金への向き合い方を変え、学ぶ習慣をつくってくれました。今では毎月のNISA積立が日課になり、資産残高を眺めるのが楽しみのひとつになっています。最初の「ノリ」に、今となっては感謝しています。
また、投資を通じて「お金を使う目的」を考えるようになりました。単に増やすことより、何のために増やすのかを考えるようになったのは、大きな変化です。そのあたりの話は「DIE WITH ZERO」という本にも通じるところがあり、興味があればぜひ読んでみてください。この記事が、あなたの投資を始めたきっかけのヒントになれば嬉しいです。
【免責事項】
この記事は個人の体験談・感想をもとに執筆しています。特定の金融商品・銘柄への投資を勧めるものではありません。投資にはリスクが伴い、元本割れが生じる可能性があります。投資判断はご自身の責任においてお願いします。


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