楽天証券の必須設定7つ|口座開設後に最初にやること

資産運用

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楽天証券で口座開設したけど、次に何をすればいいのか分からない——そんな状態になっていませんか。口座を作っただけで放置すると、楽天証券 口座開設後の必須設定を見逃して、積立ポイント還元や預金金利の優遇を丸々逃してしまいます。

結論、やるべき設定は7つです。この7つを順番にやりきれば、積立のポイント還元が受けられ、普通預金の金利がメガバンクを上回り、所得税の節税効果まで自動で得られるようになります。

私は2024年から楽天証券でNISA積立を開始し、S&P500インデックスファンドを毎月積み立てています。カード積立・キャッシュ積立・マネーブリッジをフル活用しており、実際にやっている設定をそのままご紹介します。

1〜2時間あれば全設定が完了します。口座開設直後のうちに、一気に済ませてしまいましょう。

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楽天証券 口座開設後にやること7つの全体像

まず全体像を把握してから進みましょう。7つの設定を優先度の高い順に整理しました。設定1〜5は合計30分程度で完了します。設定6(iDeCo)だけ書類準備が必要で時間がかかりますが、急ぎではないので後回しでも問題ありません。

# 設定 得られる効果 所要時間
1 NISAコース・積立銘柄の設定 非課税枠をフル活用できる 15〜30分
2 楽天カード積立 月5万円に最大1%ポイント還元 10分
3 楽天キャッシュ積立 追加で月5万円に0.5%ポイント還元 10分
4 マネーブリッジ 普通預金金利が0.10%→0.38%(メガバンクを上回る) 5分
5 ポイントコース変更 投資信託保有でポイント継続獲得 3分
6 iDeCoの申し込み 掛金が全額所得控除(節税) 30〜60分
7 ログイン追加認証 不正アクセス防止(2025年6月から必須) 5分
まじめくん

まじめくん

7つって多くないですか?全部必要ですか?

てぬき所長

てぬき所長

設定1〜4の合計30分が最重要です。残りは余裕があればで十分です。

ステップ1:NISA設定を先に終わらせる(設定1〜3)

まずNISA関連の3つの設定を一気に終わらせます。積立銘柄の選択・楽天カード決済・楽天キャッシュ決済の設定がセットです。ここが終わると、毎月自動で積立が回り始めます。

設定1. NISAのコースと積立銘柄を決める

楽天証券のNISAには「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2種類があります。初心者はつみたて投資枠から始めるのが正解です。

つみたて投資枠は、金融庁が長期積立に適していると認定した投資信託のみが対象です。高コストな商品や仕組みの複雑な商品は最初から除外されているので、銘柄選びで失敗しにくいのが特徴です。成長投資枠は個別株や幅広いファンドが買えますが、選択肢が多すぎて最初には向いていません。

積立銘柄は1本に絞ることをおすすめします。最有力候補は以下の2本です。

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):米国の代表的な500社に連動。過去の長期リターンは高く、シンプルに米国経済の成長に乗れる
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):世界47カ国の約3,000銘柄に分散。米国集中が気になる方はこちら

私はS&P500一本で積み立てています。どちらが正解かは誰にも分かりません。選んだら長期間持ち続けることの方が、銘柄選びよりよほど重要です。

積立金額はつみたて投資枠で年間120万円(月10万円)が上限です。最初は無理のない金額で始めて、慣れてから増やす方向で問題ありません。月1,000円からでも積立は始められます。

設定2. 楽天カード積立を有効にする(月5万円・最大1%還元)

楽天証券では楽天カードで投信積立ができます。設定するだけで積立額に対してポイントが還元されるので、必ず設定してください。

ポイント還元率はカードの種類と積み立てるファンドの信託報酬によって異なります。eMAXIS SlimなどNISAで人気の低コストインデックスファンド(信託報酬0.4%未満)の場合の還元率は以下の通りです。

カード 年会費 還元率 年間獲得ポイント(月5万円積立の場合)
楽天カード(通常) 無料 0.5% 3,000P
楽天ゴールドカード 2,200円 0.75% 4,500P
楽天プレミアムカード 11,000円 1.0% 6,000P

なお、信託報酬0.4%以上のファンドを積み立てる場合は通常カード1.0%・ゴールドカード2.0%の還元率が適用されます。ただし、NISAで推奨される低コストインデックスファンドはほぼすべて信託報酬が0.4%未満です。

月5万円を積み立てると、通常カードで年3,000ポイント、ゴールドカードで年4,500ポイントの還元になります。ゴールドカードは年会費2,200円がかかりますが、差分ポイント(年1,500P)は年会費を下回るため、月5万円積立ならば通常カードの方がコスパは良いです。月7.3万円以上積み立てる場合はゴールドカードの方が有利になります。

設定方法は「積立設定」→「決済方法」で「楽天カード」を選ぶだけです。上限は月5万円です。

設定3. 楽天キャッシュ積立を追加する(月5万円・0.5%還元)

楽天カード積立(月5万円)に加えて、楽天キャッシュを使った積立もできます。月5万円まで0.5%ポイント還元がつきます。カード積立と合わせると月最大10万円の積立が可能です。

楽天キャッシュとは楽天グループの電子マネーです。楽天カードからチャージする際に0.5%のポイントが還元されます。そのポイントがついた楽天キャッシュで投信を積み立てる流れです。

設定の手順は以下の通りです。

  • 楽天カードから楽天キャッシュに月5万円チャージ(毎月25〜26日頃)
  • 楽天証券の積立設定で「決済方法:楽天キャッシュ」を選択
  • 積立日を楽天カード積立とずらして設定(例:カード1日、キャッシュ12日)

カード積立(最大0.75%)と合わせると、月10万円の積立で年間最大7,500ポイント程度の還元になります。一度設定すれば自動で回り続けるので、できるだけ早く設定してしまいましょう。

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ステップ2:楽天グループ連携でリターンを底上げする(設定4〜5)

NISA設定が終わったら、楽天グループのサービスとの連携設定を行います。投資とは別に、預金金利やポイント面でも着実に差が出ます。

設定4. マネーブリッジで普通預金金利を最大化する

マネーブリッジは、楽天証券と楽天銀行を連携させる機能です。設定するだけで楽天銀行の普通預金金利が年0.10%から年0.38%に上がります(残高300万円以下の部分)。

重要なのは、楽天銀行はマネーブリッジなしだと普通預金金利が年0.10%で、メガバンク(年0.3%程度・2026年2月以降)を下回ってしまいます。マネーブリッジを設定して初めて0.38%となり、メガバンクを上回ります。

100万円を1年預けた場合の利息を比較すると:

口座 普通預金金利 100万円の年間利息
メガバンク 約0.30% 約3,000円
楽天銀行(マネーブリッジなし) 0.10% 1,000円
楽天銀行(マネーブリッジあり) 0.38% 3,800円

さらに便利なのが「自動スウィープ」機能です。楽天証券で投信を買うとき、証券口座の残高が足りなくても楽天銀行から自動で資金が移動します。逆に証券口座に余剰資金があれば自動で楽天銀行に戻す設定もできます。いつでも金利の高い状態を維持できます。

設定は楽天証券のトップページから「マネーブリッジ」を選択し、楽天銀行のIDとパスワードを入力するだけです。5分で完了します。楽天銀行口座がない方は楽天証券との同時申し込みで最短翌営業日に開設できます。

まじめくん

まじめくん

マネーブリッジなしだとメガバンクより低いんですね。知らなかった!

てぬき所長

てぬき所長

設定しないまま放置するのが一番もったいないです。5分で終わるので必ずやりましょう。

設定5. ポイントコースを最適化する

楽天証券には「ポイントコース」の設定があり、保有している投資信託残高に応じてポイントが付与されます。デフォルトで設定されていない場合があるので、ログイン後に確認してください。

コースは2種類から選べます。

  • 楽天証券コース:投資信託の残高に応じてポイント獲得。積立額・保有残高が多いほどポイントが貯まりやすい
  • 楽天市場コース:楽天市場でのSPU(スーパーポイントアップ)が+0.5倍になる。楽天市場をよく使う方向け

積立投資メインで楽天市場をあまり使わない方は「楽天証券コース」でOKです。楽天市場での買い物頻度が高い方は「楽天市場コース」でSPUを上げる方が合理的な場合もあります。どちらでもポイントは毎月積み重なるので、まず設定しておくことが大切です。

獲得したポイントは楽天証券で投資信託の購入に充てることができます。ポイントを現金化せずに投資に回せるため、小さいながらも複利効果を高められます。

ステップ3:節税とセキュリティを固める(設定6〜7)

残り2つの設定です。iDeCoは年間で数万円単位の節税効果がある強力な制度ですが、引き出しに制限があります。ログイン追加認証は2025年6月から必須化された設定なので、まだの方は必ず確認してください。

設定6. iDeCoで掛金を全額所得控除にする

iDeCo(個人型確定拠出年金)は老後の資産形成と節税を同時にできる制度です。掛金が全額所得控除になるという強力なメリットがあります。

会社員で企業年金のない方の拠出限度額は月2.3万円(年27.6万円)です。年収500万円の会社員(課税所得230万円程度)が月2.3万円を拠出した場合、所得税率10%・住民税率10%として年間約5.5万円の節税効果が得られます。20年続ければ節税分だけで100万円を超えます。

楽天証券のiDeCoの月次コストは、信託銀行手数料66円+国民年金基金連合会への手数料105円=合計171円です。楽天証券自身の口座管理手数料は無料で、他社と比べてもコストは低水準です。

ただし、iDeCoには3つの注意点があります。

  • 60歳まで引き出せない:生活防衛資金など緊急予備資金はiDeCoに入れないこと
  • 企業型DCがある場合は上限が下がる:勤務先の制度を確認してから申し込む
  • 受け取り時にも課税される:退職所得控除や公的年金等控除が適用されるため、総合的には有利なケースが多い

生活防衛資金(生活費3〜6ヶ月分)が確保できている方は、iDeCoを積極的に活用してください。生活資金に余裕がない段階でiDeCoに拠出すると、緊急時に引き出せなくなります。

申し込みは楽天証券のiDeCoページから可能です。勤務先に「事業主証明書」の記入を依頼する必要があるため、手続き完了まで1〜2ヶ月かかります。早めに動き始めましょう。

なお、2026年12月には拠出上限額が月2.3万円から月6.2万円に大幅引き上げの予定です(2027年1月引落分から適用)。詳しくは2026年版iDeCo改正まとめをご覧ください。

設定7. ログイン追加認証を設定する(2025年6月から必須)

2025年6月から、楽天証券ではログイン時の追加認証が必須になりました。金融庁の指導に基づく措置で、不正アクセスによる被害を防ぐ目的で導入されています。

まだ設定していない場合は、次回ログイン時に設定を促されますが、事前に済ませておくとスムーズです。

認証方法は2種類です。

  • SMS認証:ログイン時に登録済み携帯番号にSMSが届き、6桁のコードを入力する。最も手軽
  • 認証アプリ(TOTP):Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなどを使う。SIMスワップ攻撃への耐性が高く、より安全

スマートフォンを持っている方はSMS認証が手軽でおすすめです。セキュリティを重視する方は認証アプリを選ぶと、SMSを経由しないため安全性がさらに上がります。

設定は「マイメニュー」→「セキュリティ設定」→「ログイン追加認証」から行えます。5分で完了します。

よくある質問

Q: 楽天証券の必須設定は全部やらないといけない?

最低でも設定1〜4はやっておくことをおすすめします。NISAの積立設定・楽天カード積立・楽天キャッシュ積立・マネーブリッジの4つが完了すれば、楽天証券のメリットの大部分を享受できます。iDeCo(設定6)は生活防衛資金が確保できてから検討しても遅くありません。

Q: 楽天カードを持っていない場合はどうすればいい?

楽天カードがなくてもNISA積立自体はできますが、カード積立・キャッシュ積立によるポイント還元は受けられません。楽天証券をフル活用するなら楽天カードの取得が必要です。年会費無料の楽天カードでも0.5%還元が受けられるので、証券口座と同時に申し込むことをおすすめします。

Q: iDeCoとNISAはどちらを優先すればいい?

まずNISAを優先するのが一般的です。NISAは引き出し制限がなく、使い勝手が良いのが特徴です。NISAの年間枠(つみたて投資枠120万円)を使い切れている方で、節税余地がある方はiDeCoへの拠出も合わせて検討してみてください。NISAとiDeCoの優先順位についてはNISAとiDeCoどちらを先にやるべきかで詳しく解説しています。NISA・iDeCo・ふるさと納税を含めた節税全体については会社員の節税はこれだけでいいもあわせてご参照ください。

まとめ:7つの設定で楽天証券をフル活用できる

楽天証券の口座開設後にやるべき7つの設定をまとめます。

  • 設定1:NISAのコース・積立銘柄を決める(eMAXIS Slim S&P500かオルカン1本)
  • 設定2:楽天カード積立で月5万円に0.5〜1%還元
  • 設定3:楽天キャッシュ積立で追加5万円に0.5%還元
  • 設定4:マネーブリッジで預金金利を0.10%→0.38%(メガバンク超え)に
  • 設定5:ポイントコースを選択して投資信託保有ポイントを継続獲得
  • 設定6:iDeCoで掛金を全額所得控除(生活防衛資金確保後に)
  • 設定7:ログイン追加認証でセキュリティ強化(2025年6月から必須)

特に設定1〜4が完了すれば、楽天証券の主要メリットはすべて活用できています。積立は一度設定すれば自動で継続されるので、設定後は相場を気にせず放置するだけです。

楽天証券の口座開設がまだの方は、以下の記事で開設手順を詳しく解説しています。

楽天証券以外も気になる方へ

楽天以外の証券口座も選択肢として知っておきたい方向けに、よく比較される証券会社を紹介します。口座開設・維持費はどこも無料です。

楽天経済圏(楽天市場・楽天銀行・楽天カード)をすでに活用している方は楽天証券が最も相性がよいです。楽天をあまり使わない方はSBI証券との比較もあわせて検討してみてください。

投資を深めるのにおすすめの本

インデックス投資を始めるにあたって参考になった本を2冊紹介します。どちらも「積立を継続することの重要性」を具体的なデータで語っており、積立投資の迷いを解消するのに役立ちます。


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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資には元本割れなどのリスクが伴います。実際の投資はご自身の判断と責任で行ってください。掲載情報は2026年5月時点のものです。ポイント還元率・金利は変更になる場合があります。

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